1996-04-11 第136回国会 衆議院 本会議 第16号
○五十嵐ふみひこ君(続) 賛成の理由の第一は、異例に厳しい財政事情のもとにありながら、豊かで活力ある経済社会の構築に向けて必要な経費の確保に努めていることです。 八年度予算は、徹底した歳出の洗い直しに取り組んだ結果、一般歳出が対前年度比二・四%増と厳しく抑制されています。その一方で、公共事業関係費については、景気回復の観点も含めて所要の伸びが確保され、住宅、下水道、環境衛生等国民生活の質の向上に直結
○五十嵐ふみひこ君(続) 賛成の理由の第一は、異例に厳しい財政事情のもとにありながら、豊かで活力ある経済社会の構築に向けて必要な経費の確保に努めていることです。 八年度予算は、徹底した歳出の洗い直しに取り組んだ結果、一般歳出が対前年度比二・四%増と厳しく抑制されています。その一方で、公共事業関係費については、景気回復の観点も含めて所要の伸びが確保され、住宅、下水道、環境衛生等国民生活の質の向上に直結
○五十嵐ふみひこ君 私は、自由民主党、社会民主党・護憲連合、新党さきがけを代表して、平成八年度予算三案並びに与党三会派共同修正案に対し、賛成の討論を行います。(拍手) この予算案は、長期にわたる深刻な低迷からようやく脱出しようとしている景気を確実な回復軌道に乗せるため、欠かすことのできない極めて重要な予算案です。のみならず、二十一世紀を展望した新たな経済構造を構築するため、変革への大きな第一歩を画
○五十嵐(ふ)委員 要するに、大蔵省が過保護ママになっていたということなんですが、その裏腹に、大蔵省自体の支配の大きさ、支配する力の大きさというものが問題になってくるわけであります。 その中で私は二つのことを申し上げたいと思うのですが、大蔵省が非常に強く金融に対する支配、介入権を持つということに関連して、金融の専門性にどうも対応できなくなっているのではないかというのが一点。もう一つが、財政の論理が
○五十嵐(ふ)委員 自由化におくれるということをおっしゃったと思います。 資金逼迫の時代にはこれは確かに有効な手段だった、しかし、現在はそういう状況ではなくて、資金はむしろ余剰である、そして国際化を迎え、今おっしゃった自由化を迎え、そしてデリバティブというような金融技術の高度化を迎えたという時代にあっては、それが時代おくれになってしまったということを意味するんだろうと思う。 私、これをもう少し細
○五十嵐(ふ)委員 私は、最近、地元に帰って選挙区の皆様と話をする機会がかなりありますけれども、帰りますと、ただ税金を入れるのがいいか悪いかという議論はもう終わってしまった。むしろ、バブルを発生させ、そしてその処理に失敗をした、住専など金融をめぐるモラルハザードがかなり生じてでたらめな経営が行われている、こういうことを二度と起こさないようにどういうふうにやってくれるのか、そういう担保がない、そういう
○五十嵐(ふ)委員 今はっきりと御答弁があったとおり、木津と大阪で五千七百億必要だ。現在、七年度末で三千八百億しかない。これから特別の保険金を積んで五年間で充実させようというわけですが、現時点でちょっと一つ小さい金融機関が破綻をすると、もう空っぽになってしまう。したがって、一千万までみんな返ってくる、ペイオフすれば一千万まで返るんだと思っていても、実際にはその準備がないということでございます。 ですから
○五十嵐(ふ)委員 我が党の代表が発言をしたことはちょっと波紋を呼んでおりますけれども、確かめましたところ、財政資金投入を削除するくらいならという意味でありまして、基本的には財政資金の投入に反対するわけではないという趣旨でございますので、さきがけとしてはそういう立場をとっているということをお間違えのないようにお願いをいたしたいと思います。 また、新進党の考え方について私はほとんど意見を異にするんですが
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐でございます。 住専問題についておさらい的な質問をさせていただこうと思っていたのですが、まず最初に、けさの報道を拝見をいたしますと、政府・与党内に、金融三法の中から将来の財政資金の投入、預金者保護のための財政資金の投入について削除をするか、あるいはこの金融三法そのものを先送りをしようという動きがあるという報道がなされております。私は、そのどちらにも反対でございます
○五十嵐(ふ)委員 それはそうなんですけれども、恐らく局長のおっしゃるとおりなんでしょうけれども、日本の社会や学校社会が抱えている本質的な部分をかなりついているだろう、私はそう考えるわけであります。 ですから、例えば、原因を除去する際に、縦社会、いわゆる学校社会の中における教師の権威やあるいは規律をもってこれを解決しようと思っても恐らく無理だという指摘があります。私はそのとおりなんだろうと思います
○五十嵐(ふ)委員 ありがとうございます。 私は、違法行為は速やかに解決をされなければならないと考える者ですけれども、それがまた悪影響を及ぼすということがないように、与野党で努力をしていかなければならないと思います。 前回の私の本委員会での質問で、いじめというのは、私なりの考え方で、自己実現ができない不安と焦燥というものが背景にあって、自我が傷つく前にみずから自分の仲間のだれかを落ちこぼれにすることによって
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐でございます。 まず最初に、この委員会に新進党の委員の皆様が出席をされておりません。その原因は、予算委員会の採決阻止のための座り込み、ピケが行われている、これが不正常な状態になっている大もとでございます。 私は、政治は最高の道徳だと言われる状況の中で、立法をすべきところにいる、権限を持つ国会議員が違法行為を平気で行うということに対する問題点を指摘しなければいけません
○五十嵐(ふ)分科員 一般論の形でお話をされました。私は意味するところがわかるのですが、非常に遠慮深くおっしゃっている。もう少しはっきりとお話をされてもいいのではないかな。 日銀も非常に遠慮があるのですね、これ。この日銀総裁のきさらぎ会での二月二十二日の講演を見ても、金融システム全体の監視を行っていく上で、あるいは個々の金融機関行動を把握する上で日本銀行は格好の位置にあるということをおっしゃっているのです
○五十嵐(ふ)分科員 しかし、懸念材料も大変ございます。 日銀総裁が二月二十二日に講演をなさった中で、景気は再び回復に向かいつつあるということをかなりはっきりとおっしゃっているわけです。しかしこれは、今、民の流れが少し強まったという大臣答弁がありましたけれども、それを指摘しつつも、やはり懸念材料をまた同時に日銀総裁は指摘をされております。 その一つが、やはり金融システムの不安でありまして、総裁が
○五十嵐(ふ)分科員 さきがけの五十嵐でございます。 二月九日に一番新しい月例経済報告が経済企画庁から出されておりますが、その中で、総論部分は、「景気には緩やかながら再び回復の動きがみられ始めている。」という表現がありまして、翌日の新聞は一斉に、政府の景気回復宣言という書き方をいたしました。そういうとらえ方、景気回復宣言なんだというとらえ方でよろしいのでしょうか。その点をお伺いをしたいと思います。
○五十嵐(ふ)委員 そうなんですね。大蔵の後をくっついていけば間違いないと思っていた神話がガラガラと崩れた、これが大和銀行ニューヨーク支店の事件なんだろうと思います。 これはまた、大蔵官僚のモラルハザードでもあるのですね。その間に、七月の下旬に五百億円もの社債を大和銀行は発行している。これは明らかに、逆の意味でのインナー取引ですね。私は問題があると思います。これをディスクローズしていれば、いい条件
○五十嵐(ふ)委員 ありがとうございます。 そのとおりなんですね。デリバティブでも日本はとにかく百戦百敗ですよ。私が金融業界にいる友人に聞いても、もう負けっ放しだ、大蔵省と今一緒にやっているけれども、同じ船に乗っていると確かに居心地がいい、居心地がいいけれども泥船だということはわかっている、すべての金融機関の経営部門にいる人たちはみんなそう言います、泥船なんだと。だけれども、これに逆らうと意地悪されるから
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。ねずみ年でございます。公述人の先生方には、大変貴重なお話をありがとうございます。 私は、この住専問題、税金を入れるべきか入れるべきでないかという話だと、入れるべきでない方がいいに決まっているというのは、みんな同じなんだろうと思いますね。そうじゃなくて、住専を早く処理しないとだめなんだ、住専問題を。早く処理するには、関係当事者の合意が要る。合意
○五十嵐(ふ)委員 おっしゃるとおりだと思います。ただ、大人が忙し過ぎるのですよね。 昔、私もキリスト教の教会の日曜学校というところで、高校一年生から二十八歳までそこの教師をしていましたけれども、いろいろなことを聖書を通じてお互いに勉強し合うというようなことは、大変役に立ったと思っております。今でもそのときの子供たちとはっき合っておりますけれども。 また、うちの実弟が実は都内の小学校で教頭をしております
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 最近、いじめ、自殺問題が大変深刻になってまいりました。私は私なりにこの問題を考えておりますけれども、どうも最近は、幼いころから競争の世界へ投げ込まれていってしまう、そして丸ごとの自我を受け入れられないという不安が幼い心の中にももう既にかなり広がっているのではないか。そして、その自我の保存のためには、心理学で学びましたけれども、逃避的機制というのと
○五十嵐(ふ)委員 とにかく財政赤字は大変深刻でございます。次のリヨン・サミットでは恐らく、各国は今、アメリカもヨーロッパも、不人気な政策を承知の上で財政再建にかかっているわけですから、日本だけが垂れ流していいのかという話が出てくると思います。 私は、財政再建計画を早急に立てる必要があると思いますが、大蔵大臣、二百、簡明に御返事をいただきたいと思います。
○五十嵐(ふ)委員 しかし、もう既に問題点は出ていると思うのですね。いわゆる自己責任原則をきちんと確立をして、そのためにきちんとしたシステムをつくっていくということでなければならない。例えば銀行法二十七条に、取締役、監査役の解任権を大蔵省が持つというのがございます。ここまではやらなくていい。あるいは、むしろ銀行に任せ、その株主等々に任せて、ただし悪いことがあったらきちんと捕まえる、責任をとらせるという
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。御苦労さまでございます。 あらかじめの質問通告とはちょっと外れるかもしれませんけれども、先輩議員の御質問をずっと聞いておりまして、論点が幾つかに整理されるな、国民の関心もそこだろうなということが幾つかございます。 一つは、やはり借り手、貸し手、母体行の責任をきっちりととってもらわなければならない。そのために日本版RTCというようなものを政府
○五十嵐(ふ)委員 建前はそうなわけですね。建前はそうですけれども、実際には、この間の夏の参議院選挙を見ましても、とにかく豊富な運動員が何回も戸別訪問をしてきて、泣いて特定の候補者への投票を依頼をしていく。これは立派な選挙運動でありまして、私は、それがきちんと選挙法にのっとって報告をされたという例は聞いておりません。恐らく、我々の実感と実際の、法律上といいますか、形式上の処理とが随分がけ離れているということを
○五十嵐(ふ)委員 しかし、例えば宗教団体の海外法人を通じて、そこから政治資金がこっそりと、これは非合法であるかもしれませんけれども、還流をしてくるというような危惧もないわけではない。 特に、都道府県が監督をしている宗教団体が海外に別の法人をつくる、これは目が届くはずがないわけでありますから、そこから政治団体にお金が回ってくるということはやはり厳に戒めなればいけないし、これを担保できるのはディスクロージャー
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐でございます。 宗教法人法の改正案について御質問をさせていただきますけれども、私は、信教の自由ということについて、そもそも論から少し論を起こしたいと思うのです。 信教の自由は、もちろん、日本人である個人が何らかの信仰を持つ、あるいは信仰しない自由を持つということを保障するということであって、宗教団体が何をしてもいいということを保障するものではないということだろうとまず
○五十嵐(ふ)委員 十分なお答えをいただいたとは私は思っておりません。これはやはり非常に大きな問題、井口容疑者の問題とは別に、やはり組織ぐるみで隠したのではないか、また、それを隠していろいろな社債発行等の行為をすることによって投資家に対して損失を与えているという面があるんだ、その後のおくれによる独自の問題が発生したと私は考えておりますし、それは、ある意味では日本の投資家を無視した銀行行政でもあると私
○五十嵐(ふ)委員 長年続いてきた大蔵省による金融機関に対する過保護行政、これがいろいろな事件をもたらしている、あるいは土地本位制、土地担保主義の徹底からバブルをもたらしたというふうに思っておりますが、今回の大和銀行事件においても、この過保護体質が私は露呈をしたと思っております。 ディスクロージャーのおくれは、アメリカでは金融犯罪という認識をされております。特に大和銀行は、七月の半ばにはもう井口容疑者
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐でございます。 現下の経済状況は大変厳しいものがございますけれども、その主な要因は、やはり資産デフレということになるかと思います。私は、この資産デフレは、WTO時代に入った経済の国際化に伴ういわば必然でありまして、これはハイコスト経済から国際競争力を持った人並み経済へ転換するための産みの苦しみの時期だ、この時期をうまく乗り越えれば、二十一世紀、日本はきちんとした
○五十嵐(ふ)委員 中西さんの御説明によりますと、これは別の問題に入りますけれども、例えば、高橋さんとは昔からの親友だからある程度の好意に甘えたけれども、それは仕事上とは余り関係がないんだ、政治と高橋さんの仕事とは切り離して今までおつき合いをしてきたんだというお話なわけですけれども、例えば六千万円の献金のことにしても、あなたはその当時の法律では何の問題もなかったとおっしゃるわけですけれども、実際には
○五十嵐(ふ)委員 しかし、あなたの関係で、それは政治家中西代議士が介在しなければ、恐らくその支持者もお貸しにはならなかったでしょうし、そういう意味では非常に結びつきが深い。中西さんの秘書さんが任されていたかどうかは私どもには関知するところではございませんけれども、そこが所在地になり、そしてまた御子息も、あるいは書類上だけかもしれませんけれども、住所として、例えば会社に登録をされていた、そのようなところ
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐でございます。 ぜひ、いろいろな国民が感じている疑問を解明するために、誠実にお答えをいただきたいと思うわけですけれども、ともかく今度の二信組の問題は、政治家絡みの情実人事が多額の焦げつきをつくって、それが、その最後のしりぬぐいが国民の血税や公的資金に来ているのではないかというところから始まっているわけですから、そこのところの解明をしなければいけないという立場から
○五十嵐(ふ)委員 ぜひその差益を還元していただきたいものだと思うわけですけれども、先ほどのお話でも、五十二坪の坪単価が四十七万八千円というのは安いなという感じがするわけですね。日本の住宅メーカーで、非常に豪華なものになりますと、坪単価が七十万、八十万するわけなのですね。安い感じがするものですから、やはりその辺で輸入住宅のメリットというのはあるのかなと思っていたところでございます。 時間がありませんので
○五十嵐(ふ)委員 まさに三原参考人がおっしゃったとおりだろうと思います。規制を強める要素も実はこの面では必要になってくるだろうと。阪神大震災も、あんな狭い地域に、山と海に挟まれたところに過密都市をつくったことが死者をふやした私は原因だと思っておりますし、もっときめ細かい都市計画街路。都市計画道路もなかなかできないわけですね、整備率がいまだに東京でも大して上がっていない。これはやはり、二十年でできなかったらあれは
○五十嵐(ふ)委員 与党三党を代表して、三人の参考人の方々に御質問させていただきます。 本日は、お忙しいところ大変ありがとうございました。貴重な御意見をちょうだいをいたしました。正直言って、どう考えていいのかなと思うこともございます。 私は、この住宅については大変重要だと思っておりますけれども、それは、私ども日本人が一番困っているのは、教育にお金がかかり過ぎるということと、やはり住宅の取得に大変
○五十嵐(ふ)委員 もう少し広い範囲で真剣な御討議をいただきたいと思うのですが、例えば農業協同組合や生協あるいは今言ったような信用組合についても、本来の目的、弱者が集まってサークルの中でお互いに助け合う、そういう本来の目的が、規模が大きくなってくると、その組合自体の成長なり利益のために動くというようなことになりがちでございます。規模が大きくなったら、その本来の性質がどうなるのか、その監督のあり方はどうなのかというのも
○五十嵐(ふ)委員 官邸そのものの、建物の今改築というものも、建てかえというものも話題になっているようですから、そのこともあわせて私は御検討をしっかりいただきたいと思います。 次に、オウム真理教の事件に関連いたしまして先輩議員も今いろいろ質問をされましたけれども、私ももともと与党の税調の中でも、社会の共通の経費を負担をする、あるいは公益に資する税金というものを払いたがらない宗教法人というのはオーソドックス
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。佐々木委員のお時間を少しちょうだいをいたしまして、早目にすることができました。ありがとうございます。 最初に、村山内閣の命題となっております行革について、総理にお尋ねをしたいと思います。 私は、行政改革、なぜ必要かという観点なんですけれども、戦後のキャッチアップ型の経済というものを効率よく転がしていくために我が国は全力を挙げてその行政
○五十嵐(ふ)委員 ですから、勇気を持って大きな改革にぶつかっていかなければいけない。大店法についても中期的な見直しというのではなくて、私は、いついつまでにこの点についてはこういう見直しをするという手順を、できるだけ明らかにするということを大臣にも御努力をいただきたい。 あるいは食管法についても、食管法に関する価格支持政策に対する政府側の考え方を公表されておりますけれども、私は不十分だと思います。
○五十嵐(ふ)委員 私も大臣が大臣のお力の範囲でかなり頑張られだということも存じ上げております。それから、総務庁の皆さんが一生懸命やられたことももちろん存じ上げているわけでありますが、今いみじくも大臣が短い期間にとおっしゃった。短い期間であればこそ、今までのやり方ではどんなに大臣が頑張られても限界があるのです。 もともと私は臨調担当記者だということを申し上げましたけれども、ちょうど第二次臨時行政調査会
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 私は、今回の規制緩和推進計画、この政府計画が策定をされまして、また今回、先ほどの大臣のお言葉のように、三年計画に短縮をされたということについて、これはやはり一歩前進という評価を下さなければならないだろうと思います。 ところが、一方で、私は与党の円高対策の検討チームの中にいるわけですけれども、どうも今回の急激な円高、その原因を探ってみますと
○五十嵐(ふ)委員 貴重な御意見、ありがとうございます。 そこで、自己責任原則という話になりますと、ブローカー制度との関係がちょっと心配になってくるわけです。ブローカーが要するに契約者にとって一番いいものをお勧めするというのではなくて、自分にとって、ブローカーにとってマージンが高いものを勧めるようなものが起きないかという心配が一つあるわけですが、これに対しては、ベストアドバイス義務というのが付されるようでございますけれども
○五十嵐(ふ)委員 公正な取引という意味ではディスクロージャーが大切だということを先ほど申し上げましたけれども、ソルベンシーマージン基準についてはなかなか公表できないという事情はよくわかりました。 しかし、一方で、例えば日本の金融界についてはディスクロージャーがまだ足りないと一般的に指摘をされております。現在進んでいる土地デフレ、資産デフレでございますけれども、これについても、保険会社の子会社についても
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 前略でやらせていただきますが、今度の保険業法の改正、私は、規制緩和を進めることによって新たなビジネスチャンスを拡大するという意味で、このような金融面での規制緩和、ぜひ必要だろうと思っておりますが、それには前提として、先ほど来語が出ておりますけれども、自己責任原則の確立というのが一つは必要だろう。もう一つは、公正な取引、ディスクロージャーも
○五十嵐(ふ)委員 直接的にはあなたの発案ではないということのようでございますが、増渕局長のカウンターパート、大蔵省側はどなたでございますか。
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 私は前回の本委員会で三重野前日銀総裁に尋問をさせていただきまして、そのときにスキーム決定に至る、いわゆる巷間言われている疑惑というものについては大体氷解されたというふうに解釈をしております。問題は、預金者保護システムが現行の法制度上はかなり不備であるという、今増渕証人がおっしゃったこと、ここに大きな問題がある。 それから問題は、あとは、
○五十嵐(ふ)委員 この間の、今多少前総裁がその間の話をされましたけれども、後でそのスキーム決定過程についてはまとめてお尋ねをいたします。 ペイオフについてもう少しここで議論をしたい、お尋ねをしたいと思うわけでございますけれども、ペイオフをしてもいわゆる取りつけ騒ぎは起きないのではないかという議論がかなり行われております。これについて前総裁のお考えを伺いたいと思います。
○五十嵐(ふ)委員 一言で言いますと、いわゆる救済のやり方には、既存の合併、それからペイオフ、それから新しい新銀行方式、この三つしかない。そのうち、既存の合併は引き受け手がいないので無理だ、ペイオフは金融不安を、信用不安を引き起こすおそれがあるのでとらなかった、そして最後の手段として新銀行方式という新しいスキームを考え出した、こういう認識でよろしゅうございますか。
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 三重野証人、前日銀総裁にお尋ねをいたしますが、まず最初に、私は与党三党を代表してお尋ねをいたすわけでございますけれども、私は、今回の二信組の問題ですね、二信組の預金者を保護するという政策判断、政策決定、この問題と、二信組及びイ・アイ・イ・グループをめぐる政界、官界との癒着あるいは不正行為といった疑惑解明の問題と二つの問題があって、これがかなり
○五十嵐(ふ)委員 ありがとうございます。私も、政治が力をつけることが第一だろうと思います。 中西参考人にお伺いをしたいと思うんですけれども、表の規制緩和をすると役人がまた裏で規制をするんじゃないかという不安を、私は一抹持っているわけでございます。いわゆる行政指導という形で、目に見えない規制に移行するのではないかという不安でございますが、その点についてお考えがございましたら、お話を伺いたいと思います
○五十嵐(ふ)委員 ありがとうございます。 それから、島田先生の「諸君!」の三月号も読まさせていただきました。全く同感でございます。とにかくめり張りをつけて、マクロの目でもって規制緩和を見ていかないと、いきなり細かいところへ入っていってしまうと、それだけで迷路に迷い込んでしまうと私は思います。今まで日本は、規制を強化すべきところを強化せず、緩和すべきところを緩和しなかったというところに問題があると
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。与党の立場からでございますけれども、与党も野党もございませんけれども、この問題について質問をさせていただきます。 今回出されました政府側の案というのは、あくまでも官僚側の答案でございまして、私はこれから政治の側がこれをさばいていくという認識でおります。それで、きょうは大変貴重な御意見を各先生からちょうだいをいたしまして、大変ありがたいなと思
○五十嵐(ふ)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。 関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。 一 関税率の改正に当たっては、我が国の貿易をめぐる諸情勢に対処するとともに、国内産業、特に農林水産業及び中小企業への影響に十分配慮
○五十嵐(ふ)委員 過当競争のことを申し上げましたけれども、過当競争に対抗する手段として出てきたのが実は談合でございます。この談合という体質をやはりなくして、フェアな社会をつくっていかないと、私は、日本は国際社会から受け入れられないと思っております。 それにはやはり独禁政策というものをもう一度見直して、これを厳格に運用していく、あるいは公正取引委員会の権限を強化していくということもフェアな社会をつくるという
○五十嵐(ふ)委員 国民負担率の上昇を抑えるという観点から、また、スクラップ・アンド・ビルド、肥大化しがちな行政組織を常に見直し、縮めていく努力をしなければいけないということはそのとおりでございまして、これは先ほど言った、日本の民の経済力、民間の経済力の活性化を図るという意味からと同時に、もう一方では行政コストという観点からやはりやらなければいけないということだろうと思います。 官僚の制度、行政システム
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 私は、党の立場というよりは、この問題をずっと勉強させていただいてきた者の一人として御質問をさせていただきたいと思います。 また、私は、ここに通産大臣お見えでございますけれども、ちょうど第二次臨時行政調査会、いわゆる土光臨調が行われておりました間、臨調担当の新聞記者として、通信社の記者でございましたけれども、記者として取材をさせていただきました